2010年3月3日

「神戸・4」

楽しい時間はあっという間です。帰らんとね、東京に。駅まで送ってもらい、ご夫婦ともお別れです。本当に楽しかったな。ありがとうございました!です。

今、公共の場所でタバコって吸えないですよね。新幹線も例外ではなく、喫煙車もほとんどなく小さな喫煙室が設けられている。人が2人入れるくらいの狭いスペース。そこで一人でマドの外見ながら一服してたら、普段着のおじさんが入ってきた。「おい、えらいせめーなー」と言いながらタバコに火をつけ、美味しそうにタバコを吸うおじさん。

「、、、昔じゃ考えられねーな。吸いたいときに吸えたのにな、、、」

と、おじさんがマドの外を見ながら、ひとり言のようにつぶやく。

「寿司屋でタバコが吸えねーなんて信じられん、悲しすぎるで。オレらが若かった頃、、、戦争に負けて必死でやってきた。昔は男も女もたくましかったしな。それがこんな世の中になってしまった。好きなタバコもこんな所じゃなきゃ吸えねえ。、、、んだが、、、年寄りも時代に合わせないといけねんだな、、、。」

と、苦笑いのおじさん。

ここでタバコのことや時代のこと言いたくて、こんなことを書いたんじゃない。なんか日本に帰ってきて初めて、見知らぬ人と触れ合った気がしたんだよね。店員とお客でもなく、なんの損得もなく、決められた挨拶でもなく、たまたま隣にいて世間話をする。インドネシアって、そういうのが日常だなーって。私が日本人っていうのもあるかもしれないし、時々面倒になちゃったりもするんだけどね。苦笑 でも日本に帰ってきて、そういうことが全くなかったなって気づいて、そしたらその小さな空間がとても温かく感じた。

タバコの煙でモクモクの小さな喫煙室と小さな窓に流れる景色とおじさんと私。

おかしいかな?笑

ということで、3泊4日の神戸の旅は終わるのでした。

0 件のコメント:

コメントを投稿